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2016年8月号

  

近大ナマズ

 平賀源内は医学、蘭学、戯作、発明、事業など様々な才覚を持つ万能人で、「土用の丑の日は鰻を食べよう」を考えたイベント仕掛け人、そして広告プロデューサーでもありました。「バレンタインデーにはチョコレートを贈ろう」「母の日はカーネーションを」等、現代の記念日プロモーションの始祖といわれています。
 源内のお陰でか、天然モノ鰻しかなかった江戸中期には、中海産の鰻が中国山地を越えて瀬戸を経由し、大阪に大量に運ばれて重宝されたという記録が残っており、今も鰻店の看板に「いずもや」が残るのは、高いブラン
ド力があった証といわれています。
 しかし、近年は漁獲量の低迷か、絶滅危惧種というレッテルを張られたせいか、高嶺の花になった鰻は丼一杯でコース料理が味わえる値段が付き、私などはおどおどしく、一口づつおちょぼ口でいただく品となりました。
 マグロの完全養殖で話題となった“近大マグロ”の進化形として、今年から“近大ナマズ”が登場しました。鰻の代わりとして、大手スーパーと提携して販売されると聞き、市内のお店に出向きました。この季節柄、鰻コーナーは約1間の売り場が確保され、POPノボリが飾られていましたが、お目当ての“近大ナマズ”は見当たりません。スタッフに訊ねると「時々同じ質問を受けます」と前置きし、「当店では取扱っておりません。近くでは広島店に置いてます」と丁寧に教えていただきました。何でも試験販売中のため、入荷予定もなく、取寄せも出来ないと聞き、落胆しましたが、食い意地が強い私は、逆に必ず食べてみたい欲望が膨らみました。
 見た目や味も鰻に似た“近大ナマズ”は鰻モドキ品。本物そっくり品としてカニカマ、いくらなどをはじめ、私たちの周りにはたくさんあります。
第三のビールやマーガリン等、モドキ品が新しいポジションを固めたものがあり、カニカマはヘルシーサラダとして世界中に人気を博している
と聞きますし、精進料理に欠かせないガンモドキは肉の代用品、今でいえばハンバーグのモドキ品ですが、本物のワンランク下のイメージを払拭して独自の領域を確保しています。
 カズノコ、ウニ、アワビなど高嶺の花の食材は庶民が食べられるようにと企業が創造・工夫して、そっくり品が投入されていますし、松茸ご飯
をエリンギに代えてそっくり品にする家庭の知恵なども加え、レシピを知って、本物に近い味を手軽に味わえる時代かと思います。
 食(味覚・触感・香りなど)には、枠にはまった特許や商標(ブランド)が無いことが、多種多様な食をいただける一因があると思います。も
し、鰻丼にパテントがあったなら“近大ナマズ”は特許権の侵害になりかねないし、このようなチャレンジは無かったのかもしれません。(や)

 
三瓶山
女三瓶より男三瓶を望む
男三瓶より大江高山連山 噴火口跡の室ノ内池


本文とは関係はありません。


「究極のガイドブック」

 聞き慣れない言葉だと思いますが、昨年5月にはエシカル消費に関する調査・研究を行う「倫理的消費調査研究会」が消費者庁に設置される等、近年、注目され始めた事柄(考え方)です。我が県の平井知事も上記研究会の委員として参加しており、鳥取県でも昨年度よりエシカル消費に関係した啓発事業に取り組んでいます。と、前置きが長くなりましたが、「エシカル」とは 「人や社会、環境や地球に優しく配慮した考え方や行動」という意味の言葉で、具体的には“グリーン購入”、“フェアトレード”、“障がい者雇用製品)”、“地産地消、応援消費”などを指します。
 「エコ」や「ロハス」等と何が違うのか(ハテナ?)と思われると思いますが、「エシカル」はこれらの言葉がカバーできなかった「広範な社会問題や社会の責任」を一言で表すもので、生産者である企業のみならず消費者にも環境配慮、社会的配慮の社会的責任があると謳っています。
 このエシカルですが、先日、鳥取県が「子どもエシカル・ラボ」というイベントを開催し、弊社でお手伝いをさせていただきました。子どもたちは夏休みの自由研究としてエシカル消費の基礎講座から、企業の見学、新聞の制作と2日かけてエシカルについて学びました。
 最初、エシカルについて意味が分からず、とっつきにくい感じをもっていたようですが、イベントが終わる頃にはしっかり理解してもらい、楽しかったと感想をもらいました。
これからの将来を担う子ども達に、商品を選択する際、単に金額が高い、安いではなく、消費行動の裏側に何の影響があるのか考えてもらう良い機会になったようです。
最後に、講師の先生から「エシカル」を簡単に覚える方法を教えて頂いたのでご紹介します。
皆さんも、商品を購入する際にチラッと「エシカル」について考えてみてください。(ふ)

「エ」:影響を
「シ」:しっかり
「カル」:考える

弊社社員が気がついた 「ちょっといい話」を連載しています

 今年の4月に入社し、もうすぐ半年が経とうとしています。まだまだ目の前の仕事をこなすのに精一杯です。
 さて先日、「ぐるない松江」最新号に掲載されたお店に4人で行ってきました。ここは原稿づくりで何回も通い、料理へのこだわりやおもてなしの心を取材させてもらったお店です。私のチョイスで「アジのなめろう」など7品注文しました。どの料理もおいしくて、一緒に行った仲間にとても好評で私は内心ガッツポーズです!
 「ぐるない」を見て来店されたお客様も多数おられるようで、お店の方から「載せてよかった」と言っていただき、嬉しく、仕事に喜びを感じた日になりました。(ひろ)

 

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